Slow Life Slow Fish

サブ3.5ランナーのマラソン記録、古墳を楽しもCHANNEL!で伝えきれないこと

NHK歴史秘話ヒストリア/巨大古墳誕生 世界遺産目前!百舌鳥・古市古墳群

力作でした!
最初の放送が5月29日で録画予約せずに出張して見逃す失態(汗)。
再放送の6月11日分を録画して何とか遅ればせながら観ることができました。

コンテンツは、タイトル通り巨大古墳時代に焦点をあてたもの。しかしその内容が深くて、幅広い人たちに興味をもってもらえる内容になっていると思います。

まずは素朴な疑問として
1.なぜ前方後円墳なんて形になったの?という疑問への回答
2.なぜ埴輪を置くようになっの?という疑問への回答
3.なぜ石で古墳は覆われの?という疑問への回答
前方後円墳を説明するときには、この3つの概念がどのように持ち込まれたか?が大事ですが、今回の番組では、
1は円墳の祭祀場がどんどん大きくなって後方部になった
2は吉備の弥生時代の墳丘墓に設置された特殊器台の流れ
3は山陰の四隅突出型墳丘墓が葺石で覆われた様子から系譜を示す
このように事例をもって示します。

そして巨大化していった理由として、東アジア情勢からのバイアスがあり、朝鮮半島の事例との対比として古墳の巨大化を説明します。百済と倭の状況が陸続きか否かで対応が異なってくるという説です。

終盤は遺跡保存について。
世界遺産に登録されるに至る遺跡保存の活動について。
いたすけ古墳が登場します。

いたすけ古墳の解説で、故森先生が登場するかと思ったら、別のご存命の方が解説されていました。番組観てて、いたすけ古墳が破壊されそうになったコンクリートの橋の写真を撮り忘れたことをちょっと後悔。大事な部分だったと改めて実感したので次チェックに行ったらしっかり見ておきます。

全体の監修は、白石先生がされているようで、ご本人も登場されてました。

なおヒストリアの世界を案内してくれているのがNHKのアナウンサー渡邊佐和子さんですが、この方古墳が大好きな方なんですね。古墳愛にあふれた1時間でした(笑)。

渡邊さんがこの回をどんな風に思っておられたかが気になりサイトを拝見してみました。NHKの関西ブログというサイトを発見!

ここにおまけとして渡邊さんのおススメ古墳が載ってましたので引用させていただきます。


【おまけ・渡邊佐和子おすすめ古墳セレクション】

岡山県岡山市 造山古墳

全国で一番大きな「登れる古墳」に大興奮!前方後円墳は、後円部から前方部を望むアングルが好き。この古墳には石室が保存されています。夢中になって撮っています。

東京都世田谷区 野毛大塚古墳

こちらもてっぺんまで登れる古墳。しかも、頂上の地面には発掘された埋蔵品が描かれたタイルがあることに感動して、どうしても一緒に写りたいと、自撮りを試みました。が、ご覧の通り、変なアングルに(汗)

埼玉県行田市 さきたま古墳群の稲荷山古墳

東京から大阪に転勤する前に、どうしても見ておきたかった古墳群。この日は、真っ青な空に古墳の稜線が映える…まさに、古墳日和でした。

ブログの方は画像付きなのでぜひ見てみてください。番組番宣ブログなのに違う今回の番組には全く登場しない古墳のおススメとは(笑)。でもすべて感覚わかりますね。

>後円部から前方部を望むアングルが好き
確かに!これが一番。ただ確かにそうなんですが前方後方墳との差別化カットにならないのでは?ともしご本人に会えたら語ってみたい。
>東京から大阪に転勤する前に、どうしても見ておきたかった
確かに!転勤前にそんな思いになりました。自分は福島県の古墳見に引っ越し日前日まで行ってけど(苦笑)。

渡邊さんおススメ古墳は自分としてもおススメです!!

番組は保存版として削除しないようにしよう!

熱田神宮

遅くなりましたが5月に家族旅行で名古屋に行った際に、熱田神宮を参拝してきました。改元したばかりとあって御朱印の列が大変なことになっていましたが、境内全体としてはそんなに混むこともなく、初体験してきました。

f:id:wild-o-blue:20190609154533j:plain


私の家族のことを少し書きますと4人家族で、小学6年生と2年生の息子が二人。家内は歴史に全く興味なく、今回の名古屋旅行はひつまぶし食べて、子供たち行きたいところ行ってという、自分には全く主体性の無い旅だったんですが、なぜか訪問先に熱田神宮がピックアップ。
内心はココロオドル名古屋旅行となりました(笑)。
金沢からは北陸自動車道を通って向かいますが、途中に伊吹山が見られます。

せっかくなので運転しながら伊吹山熱田神宮の関係をチラッと話してみると何と話がつながるではありませんか(驚)!

ご存じない方のために簡単に解説すると景行天皇の息子であるヤマトタケルが所持していた草薙剣が祀られているのが熱田神宮です。ヤマトタケルが息絶えたのが伊吹山の神との闘いでした。ヤマトタケルが息絶えた原因は、その時に草薙剣を所持していなかったためでした。

名古屋に向かう車中で、話が通じないと思いつつ話したヤマトタケルの神話が家族に通じるとは。ただ話として通じたのは伊吹山の話ではなく、もっと初期のヤマトタケルの兄を殺した部分だったけど。この神話は景行天皇から「ちょっと懲らしめてきてくれ」という指示をヤマトタケルがかなり拡大解釈して残忍な方法で殺害するというもの。ヤマトタケル神話の冒頭部分を小学校で習ったようなのです。「なんか聞いたことある」というリアクションから熱田神宮の価値をたっぷり家族に話つつ現地へ到着しました。

改めて熱田神宮について。
令和天皇即位で注目浴びました三種の神器の1つ草薙剣が祀られています。古代史視点では今ではわからないのが建築様式がかつては尾張造という独自性があったこと。尾張については考古学の視点では見解がまだまだバラついていて、どのように整理すればよいのかはわかっていません。尾張を含めた東海とはどんな勢力だったのか?まだまだよくわかっていません。

f:id:wild-o-blue:20190610200039j:plain

f:id:wild-o-blue:20190610200055j:plain

参拝して、熱田神宮境内をゆっくりと見て回りました。朝10時前に到着したので日差しが柔らかい中、

f:id:wild-o-blue:20190610200338j:plain

f:id:wild-o-blue:20190610200353j:plain

この塀は時代が下って織田信長桶狭間出陣の際に熱田神宮で祈願した感謝として奉納た塀とのこと。瓦が積み重ねられて面白い。ただし時代が下るとあんまり興味が湧き出てこなくて写真撮って退散モードに(苦笑)。

お昼ご飯にはちょっと早かったですが、境内に入口にあるきしめん屋さんで軽くいただくことに。

f:id:wild-o-blue:20190610200706j:plain

f:id:wild-o-blue:20190610200832j:plain

きしめんを家族で食べて、熱田神宮を離れました。朝金沢を出てまだまだ午前中という長い一日でした(笑)。

2019年5月の走行距離

123.3km

5月から始動の予定が途中故障のリスクあり休んだ分、伸び悩みました。
今現在は全く問題ないので無理せずに良かったかなと思っています。
ちなみに去年は、5月は88.2kmで6月から始動していたのでそれに比べれば、多少はましかなという具合。身体が重くなっているので(汗)、来月からは少しずつ体重落としながら距離を増やしていければ。
6月でマイナス1.5kg、7,8,9月で各1kg合計4.5kg減量、こんな理想的にはいかないとしても、月間250km程走れれば近いところまでは行けるはずなので夏場の走り込みが大事ですね。

6月初日は、天気も良く金沢から白山麓にかけての坂路を走ってきました。
目標30kmのところ、28kmで断念!
最後はかなり一杯一杯になり、疲労感一杯で練習終えました。
5月の緩みがかなりの劣化を招いています(苦笑)。
それでも途中で麦畑を見たり、

f:id:wild-o-blue:20190601142132j:plain

手取川の水の色を見たりと、休日のランニングをタップリ愉しみました。

f:id:wild-o-blue:20190601142140j:plain

最近は少しベースのスピードが上がったのか、自然とキロ5を切ることが多くなりました。今は練習不足のため、長距離脚がもちませんが、フォームが少し変わってきたのかもしれません。
ここにもう1つフォーム改善を被せて楽に4分45秒/kmで走れるところまで到達できれば、秋にはサブ3.5かな?


全国マラソンランキング

昨シーズンの総括と言う形で、全国マラソンランキングの結果を確認。
記録は3月のはなももマラソンが該当。

f:id:wild-o-blue:20190526200255j:plain


50歳ではどんなものかと思いつつ確認すると、9272人も全国でマラソン走ってる人いるんですね。結構層は厚いなぁという気がします。その中で1413位ということでした。
サブ3.5達成したら、1000位内に入るのだろうか?
まだまだ頑張る余地があるということを、示してくれます。

ちなみに今現在は、肉離れリスクからは完全に回復し練習が再開できている状態。休んだ期間が結構長いので、増加した体重を夏場にかけて落としていくことから始めないといけない状態。6月からは5月失敗した分を取り返す量の走り込みかな。

DE25 新ドローン

5月に入り走り込み開始のはずだったんですが肉離れのリスクが出てしまいました。おそらく筋膜炎レベルの違和感なので一週間安静で回復できた状態。
暖かくなってきたので準備運動そこそこでいきなり20kmとかしたのが原因かと思ってます。軽くてよかったです。ということで5月はペースを上げられないまま前半終わってしまいました。。。

その間ですが、ドローンを買いました。
一台目は1年半前に買ったHolyStone社のHS160。 f:id:wild-o-blue:20190518070134j:plain

コンパクトで練習に最適と思い購入したんですが軽量なため、宮崎で古墳を上空から撮影している途中で風に流されそのままどこかに(汗)。練習そこそこに記憶になり、さらに宮崎の森にゴミを残してしまった罪悪感。

その後、もう少し重量がある機体で良いものないかを探していたんですが、なかなか日本国内で飛ばせるものがなくてしばらく時間が経っていました。

っでいろいろ探し最低以下の条件を満たす中から選ぶことに。
・DPS付・・・緊急時に戻ってきてくれないと困る
・カメラは1080P・・・1台目のHS160は720P
・画像はスマホ転送だけじゃなくSDカード保存
・飛行時間は10分以上
・折り畳み式
問題は、重量。
日本には航空法という縛りがあり、ドローンは200g未満と200g以上では扱いが全く異なります。東京都内だと200g以上の機体を飛ばせるところはほぼありません。以前なら200g未満からしか選択肢がない状態でしたが、今は金沢。田舎に来ると市街地はダメでも結構飛ばせるところがあるんですね。
ということで200g以上でも良いかなと。

結果 DEERC DE25 という機体を選択。

f:id:wild-o-blue:20190518071850j:plain

HS160に比べて随分とゴツくなりました。重量は240gで約3倍。航空法を遵守する必要がありますが、風への耐久性は高くなったはず。ちなみにブランド名?のDEERCというのは良くわかりませんが、HolyStone社と同じな模様。
折り畳むとすごくコンパクトです。

f:id:wild-o-blue:20190518072601j:plain

カメみたい。
コントローラとの大きさの比較からどの位かわかるでしょうか。

f:id:wild-o-blue:20190518072635j:plain

この機体の具合は後日レポートということで。
(マラソンと古墳と魚とドローンのブログになりそう・・・)

 

2019年4月の走行距離

55.7km

このくらいで十分かなと。
3月24日のハーフ以降全く走らず、始動したのが4月21日。
4月24日~26日まで出張&連続懇親会とRunとは離れた時間でした。

結構衰えた感はあり(木)苦笑)、ちょっと走っただけで筋肉痛になる始末。
平成最後の日もランオフとなり、令和最初もランオフとなりました!

身体のリフレッシュは完全にできたので、昨年よりは始動を1か月早く、
5月から月間200kmUPペースで走力を上げていきたいと思います。
20km位をキロ5カットペースで楽に走れるまで一か月で回復して、
昨年より確実にベースアップした状態から夏場の練習に入れれば。。。

国立歴史民俗博物館

千葉県佐倉市にある国立歴史民俗博物館
永らく古代の展示コーナーが改装で休館になっていたのですが、2年ぶり位?で今春リニューアルしました。なんとかチェックしたかったリニューアルをようやく4月27日に実現できました。

佐倉の歴博は過去に行ったことはありますが巨大で1日使わないとじっくり観ることができない規模でした。今回は夕方に新幹線で金沢に戻らないと行けなく、リニューアル箇所を中心に、時間が許す限り滞在と、ほぼ江戸以降はチェックしない割り切りで臨みました。

っといってもまずは佐倉の食べ物とを、佐倉駅歴博の中間位にあった麺処丹治さんで腹ごしらえ。

f:id:wild-o-blue:20190503152614j:plain

f:id:wild-o-blue:20190503152728j:plain

マー油がたっぷり。これからタップリ歴博内を歩くには丁度良いカロリー(笑)。

佐倉駅から歴博まではバスで約15分。
結構な勾配がある道を歩いて向かい12時前に到着。

f:id:wild-o-blue:20190506063705j:plain

f:id:wild-o-blue:20190506063750j:plain

リニューアルが全面推し!
古代のリニューアルだけ頭にありましたけど、それ以前の時代もリニューアルされたようです。歴博は実に15年ぶり位のご無沙汰。結構記憶は薄れていてリニューアルじゃない部分も新鮮に観られそうです。

以下あまりネタバレにならない程度に、自分が注目した部分をご紹介します。展示物そのものじゃないところも含めて。

まずは入ってすぐの演出。

f:id:wild-o-blue:20190506064442j:plain

最新の博物館は本当に変わったなと思うのは、全体の演出プロデュース。以前は遺物のレア度≒価値のような感覚で、どんな珍しいものがあるかに注目されていたように思います。ところが最近の博物館は遺物の価値よりも何を伝えたいかに力点が置かれているような。
こんな方向性が打ち出されているのかはわかりませんけどレイアウト、展示の仕方、解説、すべてが次世代化しているように感じました。
例えば石鏃作成という展示。

f:id:wild-o-blue:20190506065628j:plain

当時の人間の最新考証が反映されているのはもちろんとして、石器の作り方における研究が反映されています。この分野は実験考古学というジャンルの研究の成果でしょう。実験考古学というのは、当時どのような方法で石器なり土器なりを製造したのか?を研究する分野です。考古学の中では割合新しい領域ですが、プロセス研究の成果が今回のリニューアルの中に込められていました。そしてその成果を表現するために破片をふんだんにバラまいたインパクトある展示。

佐倉歴博らしいパネルが。炭素14年代法。

f:id:wild-o-blue:20190506071121j:plain

このパネルの前はほぼ誰も立ち止まっていませんでしたが、歴博らしい解説。考古学の研究のベースは遺物の形状変化を記録し、地域ごとの研究成果を連携させた編年の体系です。この蓄積した研究成果があるから、新しく発見された遺物の年代を推測することが可能となります。これに対してC14による年代測定は絶対的アプローチと言えるもの。このアプローチにより弥生時代を従来定説よりはるかに早い始まりだったという研究成果を打ち出したのが歴博でした。
歴博が日本の考古学会に与えた衝撃がこのパネルで表現されています。

f:id:wild-o-blue:20190506073152j:plain

弥生時代の遺物の展示コーナーを通っていよいよお目当ての古墳時代に到着。博物館全体が膨大な施設ですがその中でも、弥生から古墳にかけてのスペースは充実していました。ここはぜひ実体験いただいたい部分で、古墳時代を前期・中期・後期に分けている展示はなかなか見られません。
その古墳時代のコーナーにあるオブジェがこれ。

f:id:wild-o-blue:20190506073834j:plain

箸墓古墳と右下にホケノ山古墳を模したもの。この模型にもこだわりがあるなと勝手に思い撮影を。これ撮影してる人は誰もいませんでいたけど(笑)。箸墓古墳の後方部の撥型の再現はもちろんですが、後円部の5段目の角が鈍いところが絶妙。こだわりなく作るなら5段目もエッジを効かせて平坦にするものですが(右下のホケノ山古墳はそうなっている)、そうしていないのは葺石で覆われていると想定しているのでしょうか?発掘調査ができない古墳なので詳細はわかりませんが、レーザー測量の成果が正確に模型にも表れています。またホケノ山古墳を右下に据えるのも、実際の立地条件から考えられています。

f:id:wild-o-blue:20190506075305j:plain

古墳時代をしっかり堪能した後は、沖ノ島のコーナーへ。沖ノ島だけで展示コーナーが作られているというのが佐倉が単に歴博ではなく歴史民俗博物館だからなのでしょうか。玄界灘の考古学的な価値だけではなく、連綿と続く歴史としての沖ノ島の価値を訴えてきます。

f:id:wild-o-blue:20190506075655j:plain

とにかくスケールがとんでもない。

古墳時代から沖ノ島のコーナーを過ぎると、ここまでのボリューム感に比べると飛鳥から奈良はトーンダウンした感があります。ほぼ省略されているような割り切りで平安時代もそこそこ。
中世に入って以降は歴博のもう一つの顔、民俗博物館の色が強くなってきます。自分としてはリニューアルはしっかり堪能できたのであとは時間の限りと思ってたんですが、迫力に圧倒されて余計に時間を使ってしまいました。

f:id:wild-o-blue:20190506080157j:plain

これは、石川県の能登の祭りの展示。宇出津(うしつ)という町での伝統的な祭りを壊れた神輿で表現しています。神輿を並べてあるのが一般的な展示ですけど、こんな見せ方があるとは(驚)。

さらに奥にはインパクトある巨人像が。

f:id:wild-o-blue:20190506080428j:plain

これは東北の方だったかな?巨大な藁人形が。これ、ダイダラボッチの伝承と関係あるのかな。もののけ姫を思い出しました。

たっぷり堪能した後は、歴博古代カレーを食べておかないと。
ラーメン食べてから2時間半位でしょうか。一応記念にオーダーしときました。

f:id:wild-o-blue:20190506081508j:plain

歴博をじっくり堪能するには2時間半では足りず、後半は省略。
夕方の新幹線に乗る必要がありながらも、後半で結構時間つかってしまったので佐倉から特急で東京まで戻る羽目に(汗)。ともかく歴博のリニューアルチェックはできたので満足な1日でした。