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サブ3.5ランナーのマラソン記録、古墳を楽しもCHANNEL!で伝えきれないこと

シクリッドの産卵

我が家のシクリッド飼育ルームはまだお披露目してませんが、ほぼレイアウトは完成し90cm水槽を1本、期待の新魚にあてていました。

名前は オトファリンクス_sp."スポット"チア。
今回ブリードに成功したので稚魚たちを撮ってみました。
まだヨーサックが大きく卵に頭と尻尾がついたような状態ですが、みんな元気です。

この魚はややこしい名前ですが、今年の初めに日本初入荷した魚です。アフリカンシクリッドにはこういった美麗種がたくさんいますが、結構な値段がすることと一般のお店では取り扱っていないため、なかなか良さを感じる機会がありません。

私のところにはオス1匹メス2匹いますが、その内1匹のメスが先週より卵を咥えていました。この仲間は卵を産むとメスは口で卵を咥えて2週間くらい絶食で口の中で卵をかえすんです。かえった稚魚は泳ぐことができるようになると母親の口から外に出るようになり、何か危険を察知するとすばやく口の中に戻るという、なんともほほえましい光景が、ずっと放置しておくと見ることができます。

今回は何とか確実に仔を採りたかったので可哀想ですが、10日ちょっとでメスの口から吐き出させました。まだ卵がついていながらも元気に泳ぐ稚魚が20匹ほど出てきました。 これまでは飼育環境の関係で殖やすことはしてきませんでしたが、設備が整ってきたのでこういった貴重な種の維持のためにも絞り込み素性が確実に分かっている魚種のブリードをしていきたいと思います。

お疲れのおかあさん魚です。メスの方は灰褐色でスポットがパラパラとついてます。

こちらはおとうさん魚です。メスに比べるとド派手ですね。この個体で10cmくらいですから、一般アクアリストも手軽に飼育できると思います。