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サブ3.5ランナーのマラソン記録、古墳を楽しもCHANNEL!で伝えきれないこと

談山神社

談山神社(たんざんじんじゃ)は、長男の僧定恵が中臣鎌足の墓を別のところから移し、十三重塔を造立したのが始まりです。談山神社は元々は寺院でした。それが明治の
神仏分離で神社となったので、鳥居があり、でも十三重塔はありと、複雑です。
また多武峰という場所自体が非常に歴史的に面白いのですが、興味のある方は検索してみてください。
斉明天皇の勉強がしたくなり、道教の勉強がしたくなり、飛鳥の宮の遷都が知りたくなり、・・・ときりがありません。

談山神社へは過去に1度来たことがありますが、もう10年位前のことになります。
以前来た時には道路整備が不完全で、明日香からは車では行けなかったように記憶していましたが、広い舗装された道ができていて、非常に便利になっていました。
小雨の中、明日香のはずれ石舞台より10分程で目的地に到着。

誰もいません。台風の朝一にはさすがに誰も来ないんでしょう。例によって長靴に履き替え、鎌足と中大兄の談合の場を目指す準備完了。談合の場は左の脇道をずっと登ったところにあります。

社殿の横を滝にように水が流れていました。
この迫力は台風の時に来たからこそ見れたと前向きに!

一人誰もいない山道を登るとほどなく、二股に分かれる印が。
右が談合の場所、左が鎌足の墓。

まずは談合の地へ。

到着。
今回の旅の目的地に到着。
雨が気分的なものだが厳粛な気持ちを増幅させてくれます。
中臣鎌足にしても中大兄皇子にしてもわからないことが多くありますが、
何らかのシナリオに沿って、大化の改新乙巳の変)を実現したのは事実。
その時のシナリオ力を纏いたく、そのためだけに今回台風の中ここまで来ました。
本当はこの場に寝そべり、アンフェアの雪平夏見のように上を見上げたかったのですがが、
とてもそんな状態ではなかったので、立ったまま上を見上げて「パシャリ」。

この空は「鎌足と中大兄が見た空と同じじゃないか」と想いを膨らます間もなく土砂降りが続くのであっけなく退散しました。

その後反対側、鎌足の墓は参ったことは参ったながら、土砂降りで展望台の前に木は倒れ、とてもゆっくりできる状態ではありませんでした。
でもシナリオのエキスはたらふく注入できました。
自分にとってはとんでもなくリフレッシュできた瞬間でした。