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サブ3.5ランナーのマラソン記録、古墳を楽しもCHANNEL!で伝えきれないこと

纒向石塚古墳/纒向古墳群:奈良県桜井市(2014.3.16)

纒向遺跡にある古墳です。
古墳の発生時期にあり弥生時代の墳丘墓だという考え方もあります。考え方としては、箸墓古墳古墳時代の始まりとするか、その直前に定型化したとして纒向の石塚古墳始め、周囲の勝山古墳、矢塚古墳、東田大塚古墳、そしてホケノ山古墳が、もし"古墳"と定義するなら古墳となります。定義は難しいですが、自分のブログ中では古墳としてあります。
この出現期の古墳は、纒向学研究センターセンター長の寺沢薫先生により詳細な研究がなされていますから、興味ある方は先生の著書を見られると良いです。自分は過去に箸墓古墳のシンポジウムに参加した際に聴講させていただきました。
先生の研究では、纒向型前方後円墳という定義があって、その形状は、帆立貝式に近く前方部が短くて、比率が 後円部径:前方部長=2:1 とのこと。

この比率のことを"定型化された"とするなら古墳となるし、その直後に一気に巨大化する箸墓古墳とは規模感が全く違うというこ隔絶した差を重視すると、箸墓古墳をもって"定型化"とします。この点はまだまだ研究過程というところでしょうか。

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実際の古墳の状態他の纏向古墳群の中では整備されてわかりよい状態です。墳丘の高さがそんなになくて、緩い丘という感じ。そして周囲には周濠が見られます。

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□纒向石塚古墳
■全長 96m
■時期 古墳時代初頭