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サブ3.5ランナーのマラソン記録、古墳を楽しもCHANNEL!で伝えきれないこと

タエニオクロミス ホロタエニア

Taeniochromis Holotaenia

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本種がアクアリストの前に登場し出したのは1990年からですので、他の種に比べればまだまだ新しい仲間と言えるでしょう。一時期はレアでありながらも見る機会はありましたが、2005年以降は入荷頻度自体かなり落ちているようです。フォト個体は今は無きアフリカントレーティングからの個体で、顔つきが非常に精悍でシルエット的にはブッコクロミスを思わせる個体です。通常見られる個体はは、もう少し下顎が強調されないトーピードタイプのミロクロミスに近い体型をしています。 本種はとにかく発色が困難で苦労しました。何しろ発色しないオス成魚は真っ黒で撮影も困難なくらいです(苦笑)。

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何とか単独飼育で発色をさせるのが精一杯でしたが、海外サイトでは非常にきれいなブルーに発色したPHOTOも見られますので、環境・個体差いろいろ要因はあるのでしょう。仮定ですが、発色している環境は、大型水槽で落ち着ける環境で、同種が複数収容されているようですから、本種を複数種飼育することが重要なポイントかもしれません。実際Koningsの4thのPHOTOは群れで移動しているところが掲載されています。本種の魅力は、Bu.スペクタビリスのようなブルーに、輝くイエローが腹部にかけて発する点で、なおかつそれは飼い込んだマニアのみが体験できることですからここまで魅力を引き出してあげたいものです。

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 -本種をもっと知りたい方には-

「The CICHLIDS yearbook vol.2」にはAd.Koningsによる本種のアクアリウム登場の経緯等が掲載されています。