日食篇に続いてタイプスリップ先は、紀元1000年平安時代。
フルVer.を見る詳細な設定が確認できて面白いです。
『源氏物語』を執筆中にタイムスリップした山崎賢人さんが、紫式部と出会うとその姿がフラれた彼女Yuiにそっくりという内容。卑弥呼の時と比べると特に何か解決するという訳ではないようです。
平安時代になると一気に知識が乏しく時代考証ができないので、『源氏物語』について。自分が『源氏物語』に興味もったのは、高校生の頃に読んだ漫画『あさきゆめきし』から。
宇治十帖含めて全13巻が完結したのが大学の頃と不定期連載に待たされたものですがこの漫画の影響は大きく、『源氏物語』が出てくると平安時代には全く詳しくないながら、注目してしまいます。今回のCMもそんな感じで眺めていました。
・・・さらに・・・。実は奈良マラソン2016のレポには書き漏れていますが、奈良マラソン走ってからボロボロになり金沢は車で移動中に途中で、源氏物語ミュージアムに立ち寄っています。
ここは、前日に宇治に泊まった際に見つけてしまって(笑)、筋肉痛で歩行があやしいながら、ミュージアムチェックをして戻ってきました。
そう思い出してきた!!、当時感想を書かなかったのは、当たり前なんですが宇治十帖関連のウェイトが大きくて書くことがなかったからでもありました!
CMの話に戻ると、歌が登場します。
紫式部はたくさんの歌を残しているし、『源氏物語』の中でも歌は欠かせない表現として挿入されています。なのでCMの中にも短歌が登場します。
「忘るるは うき世のつねと 思ふにも 身をやるかたの なきぞわびぬる」by紫式部
この歌の選択は大変難問だったはず。ちなみにもし企画上対抗馬となる歌があったとしたらと暇なことを考えて紫式部の歌を眺めてみました(インターネットは便利ですね!)。
↓その上で選んだ歌はこちら↓
「数ならぬ 心に身をば まかせねど 身にしたがふは 心なりけり」by紫式部
CM採用の歌は、失恋の歌になるのかな?出会いが一瞬でこの歌になるのはどうかなと???もし紫式部からの力強いエールという方向性で結末とするなら、勝手に選んだこちらの歌かな!?
でもそうすると、タイトルの永恋篇が適切かどうかを考えないといけないかも。歌の才能にもあふれた紫式部が豊富に残してくれているので、このような暇人な遊びも出来てしまいます(笑)。
次はどこの時代かはわかりませんが、平安まで飛んだので次は戦国時代でしょうか?愉しみに待ちましょう。