久しぶりに雨の宮古墳群を見に行ってきました。
私が最初にチェックしたのは30年近く前になります。
その当時は整備がされておらず初めてのチェックの日も雨でぬかるんでいて結構しんどい思いをしながら考古学のメンバーと登った記憶があります。
今はというと、すっかり整備されて資料館まで設置されていました。
久しぶりの古墳再開を子供と一緒に愉しんできました。
中能登町というのは、金沢から1時間ほどあれば到着するし、有料道路も無料になったので大変行きやすくなったと思います。
ただし到着してからは少し山中に入って行くので足元はしっかりした方が良いですね。
こんなのどかな風景が広がっています。
では古墳チェックに!
■1号墳(前方後方墳)
こちらがいちばん高い所に造られています。
こちらがいちばん高い所に造られています。
全長64mです。
元々は70mとか69mとか言われていたのが調査で小さくなっちゃったようです。
ちなみに前方後方墳で64mというのは十分な大きさで、70mは本当に巨大な古墳になるという感覚です。
特徴として葺石がしっかり残っていたため、整備は葺石で覆われた外観になっていたのがその後の地震で崩落防止の再整備が行われたようです。
あまり見栄えが良い状態ではなくなってました(苦笑)。
墳丘の角度が結構あって、階段が設置されていました。
後方部には埋蔵施設の標識が造られていました。
今息子は8歳と5歳になるのですが、埋蔵施設の説明をすると、ゾンビを想像したようで、埋葬施設から蘇るポーズを二人でしているので笑ってしまいましたが、写真は載せられません(笑)。
■2号墳(前方後円墳)
全長65.5mで、こちらもかつては70m以上と言われていましたが再調査で小さくなりました。
写真手前が1号墳で正面左が2号墳。
それも前方後方墳と後円墳と墳形の異なる同規模の古墳が並んでいるというのは考古学マニアにはたまらないと思います。
■17号墳(円墳)
1号墳のそばにある円墳。
埋葬施設の標本が造られていました。
こちらは竪穴式石室で、変わっているのは円の中心ではなく、少し偏ったところにある点ですかね。
息子たちは1号墳と同様に埋葬施設から出てきたゾンビの真似をしていました(笑)。
考古学マニアでなくても、能登にドライブの際にはぜひ立ち寄られることをお勧めします。
資料館もできていて、解説も充実しています。
■雨の宮古墳群
■築造時期 古墳時代前期から中期