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サブ3.5ランナーのマラソン記録、古墳を楽しもCHANNEL!で伝えきれないこと

西都原古墳群第1古墳群 -1-

遠征からすっかり時間が経ってしまいましたが、しばらくは西都原古墳群の整理に集中したいと思います(マラソン以外は!)。
まずこの古墳群は300基以上の古墳で構成されていて、2016年に赴いた時にはその数と規模に圧倒させてしまいました。
西都原古墳群の詳細は西都原考古博物館のサイトがビジュアル含めて分かりよいです。

今回はついついメイン古墳に行きがちなところをグッと抑えて順番に第1古墳群からチェックに入りました。

第1古墳群のMAP

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実際の景色はこんな感じです。

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台地の上にコロコロとした古墳が所狭しと乱立している状態です。古墳群の端から順番に見逃さないようにチェックしていきます。古墳の大部分は未発掘なんですが、いくつかは発掘調査がされていて、その場合には発掘者とその際の報告概要が説明版として記載されています。

2号墳
こんな感じです。この小さな古墳がなぜ選ばれたかはわかりませんが。

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ここでのメイン古墳と言える13号墳がこちらです。

13号墳
13号墳は古墳内の埋葬施設が整備され見学できるようになっています。墳形は西都原古墳群の前方後円墳の特徴である柄鏡式古墳。柄鏡式に関しては以下をご覧ください。

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中に入ってみましょう。

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古墳の全長は79.4m。レプリカで見られるように三角縁神獣鏡が発見されています。1枚だけ大変重要な位置づけで置かれています。

35号墳

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35号墳の全長は70m。古墳群内の前方後円墳は100m以内のこのクラスが多いです。ここでも鏡が出土しています。方格規矩鏡の破片。13号墳と並びが同じなので近しい関係になるのでしょうか。方格規矩鏡は年代的古い古墳で出る鏡なので13号墳よりも前の古墳になるのかな?