福島県で見ておきたい古墳に大安場古墳がありました。この古墳は東北地方最大の前方後方墳です。当日は余裕をもって出発しながらも道を誤ってしまい(汗)、午前中ぎりぎりに到着しました。
まず遠目からでもはっきり古墳が分かることにびっくり!
全長83mの古墳はなかなかに存在感があります。大安場古墳は古墳公園になっていて無料の資料館が併設されチェックしやすくなっていました。
目指すのはまずは前方後方墳の1号墳。散策路を少し歩くだけですぐに到着しました。この素晴らしい外観!
墳形が分かりやすく復元されていて前方後方形であることがよくわかります。
前方部の墳頂には、縦穴式石室の遺物の位置が示されていました。
墳頂からの眺めは遠くまで一望でき歩いて来た遠い道のりも確認できました。
この古墳は4世紀後半につくられた前方後方墳です。南にせり出した尾根を切り離し、土を積んで整えた古墳で、二段につくられた台形の部分を前方部、四角の部分を後方部といいます。後方部は、古墳の主が葬られ、前方部は通路や埋葬する時の儀式の場と考えられます。古墳の全長は83mあり、前方後方墳としては東北地方で最大で、ここに葬られた古墳の主は、当時この地域を納めていた豪族と考えられます。
□1号墳
■前方後方墳
■全長83m
■築造時期 4世紀後半
大安場古墳は古墳公園になっていて、公園内の施設も古墳にちなんだデザインになっていました。
前方後方形のテーブルでしばし休んでから、2号墳へ。
2号墳は小さな円墳でした。
特に見るべきところは無いかなと思ったら、この古墳すごく面白いところが。円墳の周濠が出入口部分だけ切れている点です。写真だとわかりにくいですが落ち葉が無いところが周濠が切れているところ。
こういうのは見れそうでなかなか無いです。
□2号墳
■円墳
■直径15m
■築造時期 5世紀後半
天候にも恵まれたっぷり古墳を堪能してきました。