房総半島にはいくつか前方後方墳があります。見逃していた君津の古墳を見に行くことにしました。道祖神裏古墳です。
名前の通り道祖神の裏にあるのですが、そもそも道祖神というのが自分の地元ではなじみがありません。どうも道の要のようなところにあって石仏の姿をしている模様。それも男女二人並んだような姿が一般的?
ともかく道祖神に到着しました。
神社のように鳥居があります。
当日は年末の清掃を町の方が為されていました。
この裏手に古墳があります。
写真ではわかりづらいですが、墳形は保存状態よく把握できます。
道祖神古墳は全長が56mで古墳時代前期としては最大級の前方後方墳ということです。
近いところでは、市原市の六孫王原古墳に行ったことがありますが、この古墳は終末期の古墳です。古墳時代を通して前方後方墳が造られ続けたということでしょうかね。房総の古墳は面白いです。
前方部側の写真。
後方部側の写真。
実はこの古墳を探す時に少し迷いまして、道祖神からではなく、側道から山の斜面を上がる形で到着しました。その際に斜面にたくさんの貝殻を発見。
これは、貝塚!?
道祖神境内の清掃を見ていても土の中に貝殻の小さな欠片が混ざっていまして、おそらくこの辺り一帯が貝塚なのではないかと思われます。ただ貝塚として名前がついているのかが、調べてもよくわかりませんでした。道祖神貝塚とでも言う名前になっていそうなのですが。
古墳に行かれた方はぜひ、地面の貝殻も確認ください。