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サブ3.5ランナーのマラソン記録、古墳を楽しもCHANNEL!で伝えきれないこと

落選したウワナベ古墳現地説明会の様子

3連休中に開催されたウワナベ古墳の現地説明会の様子が飛び込んで来ます。落選したことでオンラインLIVEマラソンに集中できた訳ですけど、陵墓参考地の調査を直に見る機会はまず無いので残念は残念。
ただ今は便利で、現地の動画が配信されたりするので 情報を集めることは可能です。見た感じからは、コロナ配慮でかなり制限された現地説明会だったということが伺えます。

備忘を奈良新聞の発掘情報から引用させていただきます。

【発掘情報】ウワナベ古墳 全長270~280㍍ 全国12番目
・・・略・・・墳丘や墳丘裾の複数箇所を調査。後円部(北東)の調査区などで、葺石(ふきいし)や埴輪(はにわ)列が見つかった。現在の墳丘裾から約10㍍外側に20~30㌢の石が並んで据えられており、本来の墳丘裾を示す基底石とみられる。これにより、同古墳の全長は270~280㍍と判明、ヤマト王権の大王墓級が集中して営まれたとされる佐紀古墳群でも最大の前方後円墳となる。これまで255㍍と想定されていた。

墳丘の1段目のテラス(幅5~6㍍)では、直径約40㌢のひれ付き円筒埴輪が一列に並んでいるのを確認。朝顔形埴輪も交じっており、墳丘の輪郭に沿って立て並べたとみられる。1段目と2段目の斜面では15~25㌢ほどの石を使った葺石も見つかり、1段目の石の隙間で8~9世紀の須恵器の破片が出土、同古墳が築造後も2~3世紀にわたって管理されていた可能性がある。周濠(しゅうごう)の底でも石敷きが見つかったが、整備された時期や役割は分かっていない。同古墳は、天皇や皇族の墓の可能性がある「陵墓参考地」として宮内庁が管理している。橿考研と奈良市教委は「今後の調査でより正確な規模が明らかになる可能性がある。巨大前方後円墳解明の第一歩を複数機関の同時調査で踏み出せたことは大きな成果」としている。・・・略・・・。

<2020年11月21日付掲載>

PHOTOも奈良新聞記事より引用させていただきました。

見出し画像

 元々佐紀古墳群の中の規模では、神功皇后陵に治定される五社神古墳(ごさしんこふん)が267mで最大でした。今回の調査でこれを超えることが判明したということです。

連休最終日は。見学できなかった代わりに、今尾先生の書籍見てウワナベ古墳の勉強をし直していました。

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