前々から調整してました雨の宮古墳の空撮許可が出まして撮影に行ってきました。
中能登町役場様、本当にありがとうございました。
ほかの見学者の方の迷惑にならないように朝早めに向かったのですが、霧がかかって古墳だけがクローズアップされた良い感じの写真が撮れました。
手前が前方後円墳(2号墳)
奥が前方後方墳(1号墳)
雨の宮古墳に関しては以前の備忘がこちらに。
今回は古墳に併設されている施設もご紹介します。
こちら金かかっていて1号墳の埋蔵施設の復元がされています。朱が塗られていた様子も再現されていて、なかなかなんですね。
写真の向かって左のの横からの穴が、盗掘抗で調査で発見された遺物は盗掘ありながらも残っていた物で、膨大な副葬品があったことが伺われます。分かりにくいですが石釧が見られたりと、能登半島の海洋交易と関係深い王墓であったことが分かります。
鏡が1面残っていたということで、レプリカ?が展示されていました。
単に銅鏡(倭製神獣鏡)としか記載されていませんでした。一見すると画紋帯神獣鏡に見えるのですが、何か定義から外れるのか、解説には「他に類例のない鏡」と記載されていました。雨の宮古墳群では1号墳(前方後方墳)は発掘調査が行われていますが、2号墳(前方後円墳)は未調査です。また2号墳は未盗掘らしいのでもし調査が行われて、三角縁神獣鏡が出たりすれば、非常に注目されるはずですけど、そんな予定はありません。
施設内に整備前の写真が貼ってありました。
平成3年ということで、この頃に最初にこの古墳を訪れていて大変懐かしい気持ちになったのでした。施設管理されるボランティアの方とも1つ1つ昔話交えながら愉しく見学させてもらいました。
最後に今回の空撮動画を。
雨の宮古墳群には能登王墓ボランティアガイドの会の方々が古墳の広報のご支援をされています。撮影当日はこの方々とも談笑させていただきながら安全に行えました。また繰り返しになりますがご許可いただきました中能登町役場様本当にありがとうございました。