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サブ3.5ランナーのマラソン記録、古墳巡りの備忘が中心で、ドローンがたまに登場します

大室古墳群:長野県長野市松代町(2021.07.15)

一日会社を休んで(と言っても夕方から出社してるんですけど(笑))、これまでチェックしてなかった長野方面の古墳を見てきました。

大室古墳群

この古墳群、上信越道のすぐ脇にあるので高速道路から何度も見えていたはずなんですが、見逃していました。
この古墳群のすごいところは

●古墳の数500基以上!
500基以上というのは、宮崎の西都原古墳群や成田の風土記の丘をはるかに超える数です。かつて西都原古墳群を見に行った際には圧倒されて翌年再び訪問したりしてますが、それをはるかに超える数なんて!
●積石塚の古墳
「積石塚」というと、高知県の石清尾山古墳群が有名ですが、長野にこんなにも大量の積石塚の古墳がある!?びっくりしました。

自分としてはこれだけで訪問するには十分でしたが、訪問してみると歴史の蓄積を改めて感じることになりました。古墳群は、金井山、北谷、霞城、大室谷、北山の5つの支群に分かれるのですが、その調査は昭和20年から続くのです。その中には、明治大学の後藤先生から大塚先生へつながる日本の考古学をリードした方々による調査も含まれています。

 

大室古墳群の場所かこちら

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500基以上ある古墳の内、谷の下流にある古墳は復元されていて、上の方は復元されずにそのまま”保存”されています。そのうちのいくつかを。

●241号墳

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他には168号墳、167号墳。225号墳がより分かりやすいそうなんですが見逃しました(汗)。こんな形の石室というのは他では見たことがなく、実際この形がみられるのは福島県に1例ある以外は長野県のみということ。さらにその中で大室古墳群内には25例見られるということで、本当に特異な事例であり、必見な古墳です(見逃したけど・・・)。
こういうのは上記の地図で位置関係を確認すると上越から渡来人が入ってきたのかなと見えます。

●33号墳

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通常見られる古墳なら左の積石部分が盛り土で覆われています。石が積まれて墳丘を形成している復元された古墳でした。実際はその後少しは土は盛ったんでしょうかね?

●235号墳

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この古墳も面白かったです。左から見ても右から見ても石室が筒抜け状態になっていました。この様子は下の方に貼った動画でご覧ください。

●205号墳

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復元されないエリアにある古墳です。経年変化がどうなっているかを見るためにも貴重な見学ができます。

●芝生で整備された谷

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この日は平日の来訪だったので、見学者は私以外はおひとりだけという状態でしたが、休日は賑わうのかな?芝生がきれいな丘陵で、ゆっくりくつろぐのにはすごく良いロケーションでした。なお古墳館が敷地内にありますが、無料で展示を閲覧することが可能でした。

今回の散策を編集してyoutubeにアップしてありますのでよろしければ御覧ください。動画を混ぜてあるのでより雰囲気が分かるかと思います。