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サブ3.5ランナーのマラソン記録、古墳を楽しもCHANNEL!で伝えきれないこと

『元正天皇展』開催中9/10~10/10

昨日から平城宮跡歴史公園で元正天皇展が、3期分まとめて開催されています。この企画展は6月下旬から開催されていてまだ行けてないんですが、9/10~10/10は企画展ALLで展示ということなので、行きたいんですが都合が合うかどうか。。。

元正天皇は、即位前は氷高皇女(ひだかのひめみこ)と呼ばれていました。母親が元明天皇平城京へ遷都した時の天皇であり、元明天皇は歴史の教科書にも登場しますが、その娘となると、なかなかマイナーだと思います。即位までの過程も激動の奈良時代という感じで、父の草壁皇子(天武・持統の子)は即位せずに亡くなり、その後は草壁の子、珂瑠(かる)が即位できる年齢になるまで持統天皇が踏ん張り、珂瑠は何とか文武天皇として即位でき、草壁の血を繋げたはよかったかれど、文武天皇は若くして亡くなってしまうのです。

ここで文武天皇の子、首(おびと)を即位という動きもありながらも、首が即位すると藤原氏の影響力が大きくなる点を阻止しようとした、文武の母親が天皇に即位するんですね。これが元明天皇

元明天皇には首(のちの聖武天皇)を即位させたくなかったんでしょうか。自分の跡に、父が天皇ではない、独身の元正天皇を即位させるのです。

長くなりましたが、マイナーですが話題が豊富な元正天皇を事前に予習して企画展に臨むときっと面白いと思います。

なお自分にとって元正天皇と言えば、


■奈良マラソン
2016年に走った奈良マラソン。ゴールの鴻ノ池陸上競技場のもうちょっと先には元明天皇陵、元正天皇陵があるんですが、最後の力を振り絞る際に古墳を思い浮かべて頑張りました(笑)。古墳には過去2回訪問していて、一番最初は、赤土地面がぐちゃぐちゃしていて、本当に陵墓ある?と思いつつの訪問でした。

■美貌の女帝
永井路子さんの歴史小説で大学の頃読みました。氷高皇女(=元正天皇)を主題とした小説で、飛鳥から奈良時代が好きだった自分はこの小説読んで、元正天皇陵へ数十年前に赴きました。

長屋王残照記
里中満智子さんの歴史漫画で長屋王が主人公ですが元正天皇も結構露出多く登場します。長屋王正室吉備内親王のお姉さんが元正天皇という関係性。

 

元正天皇について企画展をトリガーにいろいろ書いてみました。