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【奈良旅2022#04】ホケノ山古墳で『箸墓幻想』を思い出す

出張から戻ったので集中して備忘つづりたいと思います。

初日の箸墓の朝日を撮影の前後でホケノ山古墳へ向かった話。

ホケノ山古墳というのは、箸墓古墳に先行する纒向型前方後円墳の1つと言われている古墳なのですが、自分自身は9年振りの訪問でした。

前回がいつかがわかるのもブログの良いところだとつくづく思います。

9年前と違うのは手に持っているのがアクションカメラなこと!
以前はPHOTOでしか納められなかったのが動画でというのは違います。何が違うかというと、静止画だと切り取られてしまう点が、動画は当たり前ですけど連続している点。そうするとその時注目してなかったところも映っていて後から気づく(かもしれない)んですね。この差は大きいなと思いつつ、ホケノ山古墳を歩き回りました。

ホケノ山古墳に関しては訪問ブログ記事は他にもあるので閑話な視点を。

ここを訪問するときに思い浮かぶのは画文帯神獣鏡です。説明板に画像がありますこちらの鏡。

通常話題になる三角縁神獣鏡とは鏡の文様としては似ているところがありますが、縁のデザインは全く異なり、かつ重厚な鏡です。この鏡は、埋葬施設の最も重要な場所に置かれるケースがあって、三角縁神獣鏡よりも位置づけは高い鏡なんですが、その鏡がホケノ山古墳から出土しているのです。

そしてこの鏡をテーマにした小説が、『箸墓幻想』なんですねぇ。

詳細は過去に記事にしてました。

ホケノ山古墳に来た時には、この小説を思い出します。そして小説内では死んじゃった平沢徹のモデルが、実際には纏向学の寺沢薫先生。

実はこの小説の取材のために内田康夫氏が寺沢先生のもとに取材に来られた記事があるんです。
纒向考古学通信vol.14

こういうマニアックならではなことを頭に想い浮かべながら古墳を散策したのでした。古墳のレポは全くなく、備忘をさらに備忘した内容でしたが、時間あれば動画編集してみたいと思います。