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サブ3.5ランナーのマラソン記録、古墳を楽しもCHANNEL!で伝えきれないこと

【奈良旅2022#08】桜井茶臼山古墳へ

久しぶりだからなのか、久しぶりでなくてもなのか、再訪したくなる場所が奈良には数多くあり、桜井茶臼山古墳もその1つでした。その後追加の情報がプラスされるからなんでしょうかね。

桜井茶臼山古墳については、4年振りの訪問となりましたけど、昨年撥形じゃないかというニュースが流れ自分の理解もかねて動画にしたのが半年前。

今回は、この古墳の空撮を目的があったので、午前中の人の少ない時間帯を見計らって行ってきました。っと言っても人は全くいませんでいたけど(笑)。

いずれ動画編集しようと思いますが、一旦上空からの写真を。

7月の動画内でも疑問を入れさせてもらいましたが、どう考えてもバチ形じゃないです。古墳の全長が200mを超える古墳の全景をおさえるのはなかなか大変でした。ドローンは150m以上を飛ばすには特別な許可が必要で、200m超えるとここがギリギリになります。

桜井茶臼山古墳は、柄鏡式と呼ばれる前方後円墳で、副葬された鏡の数が81枚以上はあるだろうと言われているとんでもない古墳です。しかし、柄鏡式であるが故?か、大王墓としての候補には過去からなぜかあがらない不思議な古墳です。丁度別の資料準備をしていた関係で、『聖蹟図志』という安政元年(1854年)の絵を見ていたので画像を載せます。

真ん中の方に楕円で、景行、崇神という文字が見えると思います。その上に、楕円で囲わず「陵」の文字だけがあるのが、おそらく箸墓のこと。さらに上に上ると、櫻井の文字が見えます。この辺りに天皇陵に治定できなくても、可能性があるのなら記述があっても良いはずなのに、全くその形跡が見られません。今回訪問しなかったメスリ山古墳も同様で無視されています。

これは一体どういうことなのだろう?とか思いつつ、旅をすると一度訪れたことがある桜井茶臼山古墳が、全く別の顔で迎えてくれるようになるから不思議です。