出張から戻ってきたんですがブログはご無沙汰になってました(汗)。
その間もいろいろありましたが、永井路子さん亡くなられたんですね。
97歳ということなので大往生と言えるんだと思いますが、自分の中でいうと、
『美貌の女帝』が思い出にあります。
手に取ったのは30年以上前になりますが、女帝とは元正天皇のことで、テーマが里中さんの『長屋王残照記』と被る時代で両方読んでた記憶があります。
元正天皇陵は、ブログ漏れしてますが、最後に訪問したのは2010年と画像ファイルから確認できました。何か急いでいたのか写真が傾いているのが2枚だけ。
主人公の元正女帝というのは、氷高皇女(ひだかのひめみこ)と言われる人で、歴史の授業では登場しませんが、平城京に遷都した時の天皇である元明の娘となります。その妹が吉備内親王で有名な長屋王の妃という関係性。
ドラマは、時の権力者である藤原不比等をどう評価するかで、180度ことなるシナリオができるところが歴史小説の面白いところでしょうか。
永井さんは、藤原氏の勢力に対抗する形で元正天皇を描かれました。
タイミングが少し遅くなりましたが、備忘ということで。
ちなみに今の単行本のデザインは、以前と全く違う新装版になってました。