この古墳は暗殺された祟峻天皇の陵墓である可能性が高いながら、宮内庁は別の古墳を祟峻陵と比定しているため、自由に見学ができてしまうという大変貴重な古墳です。ただし石室入り口は結構せまいということで、雨上がりの中の泥まみれを覚悟で訪問してきました。
とくとご覧あれ!
場所は分かりやすく、すぐに見つけられました。
田んぼの脇道を歩いていくと程なく石室入り口を発見!
カメラを汚さないように身体をかがめながらすり足で少しずつ中へ
一人で入っていくのはなかなか恐いものです。後ろを振り返ると羨道の長さが実感できます。
薄暗い中にモヤモヤと石棺の姿が見えてきて。
そして石室に到着!
広いし、天井が想像以上に高い!
中は立ちあがってもまだまだ高さに余裕があり、広々としていました。土砂の流入した入口からは想像できない広さです。
この中に入ることができたというのはマニアとして至福のひとときです。
赤坂天王山古墳、これまでなぜチェックしていなかったんだと悔やむくらいすばらしい古墳でした!
そして、、、またまた失態!
赤坂天王山古墳を実際に見ることができ興奮しながら、次の古墳チェックに向かったのですが、大事なことがあとから判明!実は赤坂天王山古墳は1号墳から3号墳までの3基で構成されており、自分が見たのは1号墳だけで、あと2基のチェックが漏れてしまったのです(汗)。どうも3号墳も中に入ることができるようで、大変貴重なチャンスを逃してしまいました。っということで来年も行かねば!
追記:2018年に調査報告書が発行されていて関連記事をUPしていますのでリンクつけておきます。
■赤坂天王山古墳
■場所 奈良県桜井市倉橋
■形状 方墳/横穴式石室
■規模 東西45.5m/南北42.2m
■築造時期 6世紀後半~7世紀初頭