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サブ3.5ランナーのマラソン記録、古墳を楽しもCHANNEL!で伝えきれないこと

八幡山古墳:行田市(2016.4.3)

石室がむき出しの古墳と言えば、明日香村の石舞台古墳が有名です。埼玉県行田市には関東の石舞台と呼ばれる石組みがむき出しになった古墳があります。行田市の若小玉古墳群にある八幡山古墳(はちまんやまこふん)です。

元々は7世紀中頃に築造された直径約80mの円墳とのことです。ではなぜむき出しになってしまったかというと、この点は石舞台古墳とは異なりはっきりしています。なんと近隣の沼の埋め立てに土砂が必要となり、古墳の盛土を使ったというのです。昭和9年のことということなので、まだまだ遺跡保存の考え方が低かった時代だからこそという感じです。

では古墳そのものを。
古墳のある場所は工場と民家に囲まれたわかりにくいところに公園になってあります。
地図を頼りに歩いていくと、少し高台の上に存在する石組みが見えてきます。ちなみに石室へは、土日祝日の10~16時だと入ることができます。

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石室内分に入ります。

 

ドーム状に積み上げられて天井に巨大な一枚岩を乗せているという非常に精巧な造りです。外から見ても巨大ですが、中に入るとより石室内の広さに驚くし、胴張り上の曲線に関東の古墳の特徴が出ているなと感じます。

この古墳は見る価値ありです。

八幡山古墳
■場所 埼玉県行田市藤原町1-27-2
■形状 円墳
■規模 直径約80m
■築造時期 7世紀中頃