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ほほえみの御仏 -二つの半跏思惟像-

6月26日に行って来ました、国立博物館でやっている ほほえみの御仏 。
出張多くて行けるかどうか微妙だったんですが何とか1日だけ時間を作れたので行ってきました!

自分は仏像はあまり詳しくないのですが、半跏思惟像は大好きでこの特別展はどうしても行ってきたかったのです。

半跏思惟像といえば、中宮寺広隆寺の2体が有名で自分が習ったころの歴史の教科書にも登場していました(今は掲載されているのかわかりませんが)。
ちなみにこの名前は、
半跏・・・右足を左大腿部にのせて足を組む
思惟・・・考える
姿をしていることに由来しています。
今回展示の中宮寺の半跏思惟像に関しては、如意輪観音とも言われています。
ただし如意輪観音は手が6本あるので、中宮寺の仏像はやっぱり半跏思惟像でしょう。

ちなみにこの姿勢が自分は大好きで日頃仕事している際も、よく半跏思惟もどきの姿勢をとってます(笑)。

今回の展示を観た感想。
広いホールの中で左右に対面する形で、左に日本、右に韓国の半跏思惟像が安置されていました。
それほど多くの人が見に来ているわけではないので、間近でぐるっと回りながら、
360°フルで堪能できました。
少し傾きかけた思索している姿がサイズ以上の迫力でした。

また韓国の半跏思惟像を見る機会というのはまずないので、やっぱり来てよかったと思いました。
中宮寺の半跏思惟像と見比べると、より思索しているというか、中宮寺の像はアルカイックスマイルと呼ばれるほほえみがわかりやすいのに、韓国の像はほほえむ前段階のような微妙な表情をしている感じがしました。

見慣れていないこともありますが、自分的には韓国の半跏思惟像を眺める時間が圧倒的に長くなりました。