昨年１月に奈良県立明日香養護学校の校舎建て替えに伴う発掘調査で発見された、小山田遺跡。巨大な方墳の可能性があり、舒明天皇か蘇我蝦夷か言われて話題になりました。自分も現地説明会に駆けつけましたが、今回より古墳であることを裏付ける発見がされたとのこと。
過去の現地説明会記事はこちら。
朝日デジタルよれば、橿原考古学研究所により23日に発表。内容は厚さ３メートル以上の粘土層が見つかり、これが古墳の基盤部分にあたり、
大規模な造成工事による巨大古墳だったことを裏付けるものという説明。
この遺跡については、過去ブログでも書きましたが、養護学校校舎に囲まれていて
今後の調査は大変厳しいと思っていたのですが、新たな発見があるとは（驚）。
ちなみに今回の発見は地下3.5mから南北3.5m／東西３ｍの黄褐色の粘土層を確認し、これは方墳の外側にあたり、谷間を埋め立てた後が見られるということ。
ちなみにこの状況に関しては、３月26日から４月17日まで橿考研付属博物館で特報展が行われるとうことです。
タイミング合えばチェックしておきたいです。
橿原考古学研究所『小山田遺跡第７次調査発掘調査成果報告』より転載しました。
http://www.kashikoken.jp/from-site/2015/koyamada7_press.pdf
