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サブ3.5ランナーのマラソン記録、古墳巡りの備忘が中心で、ドローンがたまに登場します

大安場古墳の魅力

これまで古墳をおそらく3、000基位見てきている自分としても、大安場古墳には驚きました。古墳が復元され悠然と見えてくる姿がまず素晴らしい!はじめてチェックしてから10日程過ぎたばかりですがもう行きたくなります(笑)。

どこが素晴らしいか?

●発見者のコメントが素晴らしい!

大安場古墳を発見されたのが当時、郡山市埋蔵文化財発掘調査事業団の柳沼賢治さんという方。この方の発見の模様が古墳公園の資料館内でリピート放映されていました。

・・・「頂部都は平面が四角のようだし、あの形はどう見ても古墳だった。立木にメジャーを縛り付け、端から端までを計測したら52メートル。両すそまでの距離を加えると70メートルは超えるだろうと思い、足震えた」。柳沼さんは発見当時の驚きと善びを振り返る。

こんな体験をしてみたい!っと素直に思うリアルな映像でした。引用コメントはこちらから転用しました。

http://www.minyu-net.com/tourist/fukei/fukei5.html

 

前方後方墳というのが素晴らしい!

前方後方墳というのは前方後円墳とは違って四角と四角がつながったタイプの古墳で、前方後円墳に比べると数は非常に少ないです。またこの違いに関しては様々な説がありますがまだまだ不明確な点があります。明確なのは、前方後円墳よりは小型で序列としては一段下がるという点。自分が前方後円墳に興味が尽きないのは、その序列にはどのようなプロセスで至ったのか?という点。
今回大安場古墳に赴き思い起こしたのが石川県の雨の宮古墳群。この古墳群には1号墳と2号墳として同じ規模の前方後円墳と後方墳が並んで築造されています。

シチュエーションとしてはこの古墳にすごく似ているなと思いました。その他にも規模感や築造時期的にも比較する意味があるかなと思います。ちなみに雨の宮古墳は全長64m。大安場古墳は83m。前方後方墳でこの差は大きいです。そうそう近い時期でもっと大きな古墳としては富山県の柳田布尾山古墳。

この古墳は100mを超える前方後方墳であり、築造時期も古墳時代前期前半となかなか比較するには面白い古墳です。同時期の前方後円墳を日本地図の中でプロットした上でより細かな年代で出現時期を整理していくと、前方後方墳の在り方に何等かの仮説が出せるのではないかと思い各地のメジャーな前方後方墳はチェック対象に優先的にしていますが、まだまだわからないことが多いです。こんな自分の頭の中に今回の大安場古墳は強烈な印象をもたらしてくれました。忘れません(笑)。