御茶ノ水にある明治大学の博物館に行かれた方は?
もしこのブログを読まれている方でしたら時間つぶしは十分可能なスポットです。
さらに無料!
歴史は古くて、の私立大学の博物館としては最も長い歴史ある博物館の1つだそうです。さらにその中でも特徴的なのは「刑事」に関する博物館でしょうか。
刑事罰という切り口での遺物が展示されていてこれは一見の価値があります。
私自身別に拷問に興味がある訳ではないですが、古今東西の刑罰や拷問に使われた貴重な道具が展示されているのです。
痛そっ!!!
これは拷問。まさに拷問。。。
とても耐えきれません。
っと思っていたらもっと恐ろしいものが!
名前は「鉄の処女」。
この鉄の中にトゲトゲがあって、中に入れられて閉められると考えるだけでも恐ろしい。。。
こんな恐ろしいものが明治大学博物館には展示されているのです。
少し普通の展示も見たいと思っていると、ありました!「令義解」。
令義解(りょうのぎげ)は古墳時代じゃないので、ブログで扱う範囲ではないのですが、その生まれが好きなのです。簡単に言うと、奈良時代に律令制度は養老律令により確立しますが、いつの時代も同じで制度は次第に疲弊していきます。723年班田収授法、743年墾田永年私財法と言うと歴史の勉強を思い出す方もいるのでは?これらは律令政治の基本コンセプトである公地公民を崩してしまったものですが、さらに100年近く経過した平安時代ではもう律令の在り方なんて風化しまくっていたのかも。
そこで解釈に齟齬が出てくる部分を平安時代にガイドラインとして解説したのが「令義解」です。
その「令義解」の本物が目の前にと思うとしばし見入ってしまいました。歴史の授業だと暗記の単語として流れる「令義解」。この本当の価値は仕事を始めてからわかるものかもしれません。
その後は、考古学的な展示をチェック。
しっかりと焦点しぼった展示でよかったですがあまり書くと鮮度がなくなりますので代表的なカットだけ掲載しておきます。
御茶ノ水付近に来られる際はぜひ立ち寄られることをおすすめします。