"箸墓再考"プロジェクト
箸墓再考シンポジウム 3月16日(日)am9:30~pm17:00
箸墓古墳に関するイベントということで夜通し車を走らせ桜井市まで行ってきました。
■講演 am9:55~pm15:10
記念講演 白石太一郎氏(大阪府立近つ飛鳥博物館館長)
「卑弥呼の冢墓と箸墓古墳」
基調講演 福辻 淳氏(桜井市教育委員会文化財課主任)
「箸墓古墳周辺のこれまでの調査」
基調講演 加藤一郎氏(宮内庁書陵部陵墓課陵墓調査室)
「箸墓古墳の出土品とその評価」
基調講演 坂本 稔氏(国立歴史民俗博物館研究部教授)
「炭素14年代法は何を明らかにしたのか?」
基調講演 福永伸哉氏(大阪大学大学院文学研究科教授)
「古墳時代の成立と箸墓古墳」
基調講演 寺澤 薫氏(桜井市纒向学研究センター所長)
「『定形型』か『纒向型』か-前方後円墳の創成-」
■シンポジウム pm15:20~pm17:00
「箸墓再考」
開会してすぐにフォトコンテストの表彰式があり、自分は残念ながら落選したんですが
表彰式では、残念ではなく当然だったと実感!
あわよくば、遠方浦安からの応募という"地の利?"を活かして入選狙いましたが
作品の差を実感。風景写真はネバリが必要で、通えない身では無理でした(苦笑)!
その後は白石先生から始まって、6人の方のお話を堪能しました。
微妙に細部で異なる点はあるものの、基本的に邪馬台国は纒向にあり、
箸墓古墳は卑弥呼の墓、違う意見としてもその次の台与の墓であるという見解の方ばかりでした。
中で印象に残ったのは、寺澤先生です。
主催側ということもありますが、纒向遺跡への情熱はすごいですね。
講演の内容は、箸墓に繋がる古墳という流れとして、他の纒向遺跡内の古墳の意義
という点を強調されていました。
この熱意に押されて?、次の日には一推しの古墳をチェックに行ってしまったくらいです。
↓シンポジウム資料より寺澤先生の資料を抜粋↓
今回聴講させてもらい、改めて桜井市の古墳の魅力というものを実感しました。
橿原市や明日香村には観光と合わさった古墳という印象がありますが、
桜井市の古墳は野ざらし感というか、接近可能な古墳がたくさんあります。
桜井市の古墳をチェックするだけでもかなり時間を要しますが、
その価値がある古墳がすごく多く存在します。
改めて、桜井市古墳に集中しての奈良遠征が必要だなと感じました。