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サブ3.5ランナーのマラソン記録、古墳を楽しもCHANNEL!で伝えきれないこと

アウロノカラ ロストラートゥム

Aulonocara Rostratum

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アウロノカラ属の1種ですが、成魚を初めて見た場合にはアウロノカラ属とはまず思わないでしょうし、過去の書籍には、タエニオレスリノプスと間違えているものもあるくらいですから、特徴的な種類と言えます。大きさは'Large Auronocara'と呼ばれるくらい通常の本属サイズを超えておりさらに、時折入荷するフルサイズのオス個体のせり上がった体高は見ごたえがあって大型シクリッドの風格があります。ただし入荷は専門店でも非常に稀ですからなかなかお目にはかかれません。本種は湖全体に分布しているとのことで、もっと入荷があってもいいように思いますが・・・。 ただし大きいからと大型シクリッドと混泳させるとストレスなのか、餌の問題なのか長期飼育が難しいという声を耳にすることがあります。

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私もフォト掲載はしていませんがフルサイズの個体を飼育しておりましたが、途中で調子を崩してしまいました。性格的にも温和な方ですから、サイズではなく1ランク小さなサイズの個体と収容する方が良いでしょうね。余裕のある水槽でゆったりと飼育してあげたいです。

-よりマニアックな追求をされる方へ-

本種のシノニムなのか、それとも別種とされるべきなのかよくわからないのがAu.macrochir(マクロキール)です。ちなみに'macrochir'とは大きな胸ビレを意味し、ロスラートゥムに比較して大きな胸ビレと目を特徴とされていますが、現在はロストラートゥムのシノニムで決着がついているようです。ただKonigsの4thにはTurner博士の報告としてAu.cf.macrochirが掲載されていますし、その違いはよくわかりませんから、今後Au.macrochirとして入荷する個体がいたとしたらこれは必見でしょう。