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サブ3.5ランナーのマラソン記録、古墳巡りの備忘が中心で、ドローンがたまに登場します

中尾山古墳:奈良県高市郡明日香村(2013.11.04)

中尾山古墳は国立飛鳥歴史公園内にあり、観光客のチェックポイントとしはメジャーです。しかし知れば知るほど、その扱いのアンバランスさには驚きます。
明日香村のサイトから引用しますと、江戸時代には文武天皇陵として認識されていたようですね。ところが別の古墳を文武天皇陵と比定した関係上、宙に浮いた状態となったのが中尾山古墳です。ただし過去の発掘結果から、八角形墳であることが判明しているので、こうなると天皇陵であることが有力で文武天皇の真陵である認識が有力です。

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【2013年墓碑石調査をしていた時の記録】
2017年現在はもう信じてはいません。当時の記事はそのまま掲載しておきますが、中尾山古墳では、腰かけ石に重要な古墳周辺にあった石を使うはずがないし、そもそも石が整形されているので解析できるはずがないのに、当時の目が曇っていた自分はのめり込んで一生懸命腰かけ石の写真を自分でも撮り解析を試みてたのでした。

今回は、この中尾山古墳にも墓碑石が存在するという情報を池田氏の著書より得て、調査に向かったのでした。しかし気持ちだけが前のめりになると大事なことが抜けますねけ。碑石探しが主だったので、古墳の上に登ることを忘れてしまう失態がまたまた発生。この古墳は窪んでいて石室の一部が露出しているということなんですが、チェック漏れてしまいました(汗)!ともかく著書の中では「陵前には二個の碑石が対になって並んで・・・」とあります。対になって並んで・・・、とあたりを見渡すと、確かにありました!しかし、それは何と休憩するための椅子の代わりとなっていたのです(驚)!!

普通は中尾山古墳に向けて記念撮影をするものですが、周りの観光客からは好奇な目で見られながら墓碑石を撮影しました。向かって右の腰かけ石。

向かって左の腰かけ石。

向かって右の碑石が氏の著書『画像解析によって判明した古墳墓碑上』内で解析されて公開されています。

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解析結果は、「珂瑠天皇墓」ということで、この人物は文武天皇となります。撮影した画像を自分なりに調整してみましたが、文字の解析には至りませんでした。池田氏の画像の「珂」の部分です。元々の石のシミなのか、判断が難しいところです。

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■中尾山古墳
■場所 奈良県高市郡明日香村大字平田
■形状 八角形墳
■規模 直径22m
■築造時期 7世紀末から8世紀初め